24年末までに燃料消費量5%実現視野
商船三井は6月22日、運航データを活用して効率運航の深度化を推進する全額出資子会社「EcoMOL」(エコモル)をフィリピンのマニラに新設したと発表した。
EcoMOLはマニラの常駐スタッフが、当社自営運航船のスピードや燃費などのパフォーマンスチェック、分析結果精査、運航担当へのフィードバックなどの効率運航深度化に向けた取り組みを、東京本社の海技員や技術要員と連携して行う。
また、商船三井が既に取り組んでいる安全運航強化・環境負荷低減に向けた「FOCUSプロジェクト」で各船搭載済の機器から入手可能な粒度の高いデータと掛け合わせ、効率運航を一段と深度化させる。各取り組みで2024年末までに効率運航による燃料消費量削減率5%の実現を目指す。
運航データを使った詳細分析と結果に基づく燃費改善活動・フォローアップを行うには、データ整備・分析、改善活動を行う人の力が必要。フィリピンにEcoMOLを設立し、各取り組みに不可欠な英語力や海技力を備えたフィリピン人材を活用。商船三井グループの人的資本拡充やフィリピン地域社会への貢献を図る。
商船三井はグループの環境ビジョンで、効率運航深度化を含む5つの戦略を通して2035年までに輸送におけるGHG(温室効果ガス)排出原単位を約45%削減(2019年比)、および2050年までにグループ全体でネットゼロ・エミッション達成を中・長期目標として掲げている。
EcoMOL会社概要
会社名 | EcoMOL Inc. |
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所在地 | 27th Floor, Tower 2, The Enterprise Center 6766, Ayala Avenue corner Paseo de Roxas, Brgy. San Lorenzo, Makati City, Philippines 1226 |
代表者 | 横橋 啓一郎 |
設立時期 | 2022年5月 |
事業内容 | 効率運航の深度化、GHG削減促進に関する業務支援 |
決算期 | 3月 |
出資金 | PHP 10.4百万 |
株主 | 当社100%出資 |
ロゴ |
(藤原秀行)