業務効率化ツールで、新規開発やサイト改善に反映可能
小売事業者がECサイトで取り扱っている商品の返品や交換に関する業務を効率化できるツール「Recustomer(リカスタマー)」を提供しているスタートアップのRecustomerは6月23日、新たに返品理由の分析が可能となる「アナリティクス機能」を同日公開したと発表した。
(Recustomer提供)
アナリティクス機能を活用すると、返品商品や返品理由に関するグラフ表示や細かい絞り込みによる分析ができるようになる。従来は、事業者はECサイトで返されてきた商品の理由を管理できていなかった。
分析結果を未来の商品開発に反映させたり、ECサイトの改善に使ったりすることができると見込む。例えば、返品理由に“不良品”が多ければ製造元を変更し、“イメージと違った”という理由が目立っていれば素材が分かりやすいアップの写真をECサイトに載せたりモデルの身長を記載したりするといった対策を講じられるという。
今後は「注文してから返品商品を受け取るまで」や「交換商品の発送をするまで」の期間などを分析することが可能で、返品フローの中でどのステータスに時間を要しているかを判明しやすくする機能を順次アップデートする予定。
また、Recustomerで対応してきた返品領域に加え、返金・返送領域でもECサイト利用者の購入後体験を支えるインフラを目指す。
(藤原秀行)