「サーキュラーエコノミー」実現に貢献目指す
ヤマトホールディングス(HD)は7月7日、コーポレートベンチャーファンド(CVC)「KURONEKO Innovation Fund(クロネコイノベーションファンド)」を通じ、全てのブランドが自社で製品を廃棄せず、持続可能な状態で循環させられる仕組み「サーキュラーエコノミー」の構築を後押しするサービス「Retailor(リテーラー)」を開発・提供しているスタートアップのFree Standard(東京都世田谷区用賀)に出資したと発表した。具体的な金額は開示していない。
Free Standardは2020年創業。Retailorはアパレルや家電製品など自社ブランドのECで「お試し」と「リユース」機能を簡単に実装できるようにするのが特徴。商品のお試しから購入、リユースまで資源循環型の運用を自社で構築できるため、サーキュラーエコノミーの実現に貢献できると見込む。
CVCはFree Standardの高いビジネス推進力とサステナブルな資源循環型の購買体験を提供する事業活動を評価、出資を決めた。Free Standardが持つ、ECにおける循環型のマーケット創出に関する知見をヤマトHDグループの事業活動にも生かしていきたい考え。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)