東京からの遠隔運航や離着陸無人化目指す
ANAホールディングス(HD)と双日九州、森建設、鹿児島県瀬戸内町、石川エナジーリサーチ(IER)、エアリアルワークスの6者は7月15日、ドローン配送の実証実験を行うと発表した。鹿児島県の「鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験」に6月8日付で採択された。
鹿児島県瀬戸内町、加計呂麻島・請島・与路島の3島が抱えている高齢化に伴う小売店舗の需要減少と担い手不足、台風などで海上交通が止まることによる物流サービス中断との課題解決二向け、食料品・日用品のドローン配送を実施する。
今年秋ごろに実験を行い、ドローン配送の有用性を確認。配送手段の1つとしての食料品・日用品のドローン配送の確立を目指す。
運航はANAHD、IERが異種・複数機材の飛行を計画。ANAHDが独自に開発したシステムを活用した東京~瀬戸内町の遠隔運航による配送の自動化、AI自動監視カメラによる離着陸専用設備「ドローンポート」の無人化、IERが提供する機体(ハイブリッドフライヤー)の長距離飛行による配送エリア拡大などを目指す。
投入するドローンと参加メンバー(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)