【物流で光るCSR】ダイワコーポレーション、年間3トン超のお菓子寄贈しCO2減にも貢献

【物流で光るCSR】ダイワコーポレーション、年間3トン超のお菓子寄贈しCO2減にも貢献

「フードロス削減プロジェクト」スタートから1周年

ダイワコーポレーションは8月3日、沖縄県島尻郡南風原町への地域貢献活動「フードロス削減プロジェクト 」の開始から7月5日で1周年を迎えたと発表した。

プロジェクトは、荷主のウィライツ(東京都港区)の請負業務がきっかけでスタート。倉庫拠点へ返品されたが賞味期限までは十分日数が残っているお菓子を南風原町へ寄贈しており、南風原町役場こども課と社会福祉法人南風原町社会福祉協議会を通じて、町の子どもに関係する施設へ渡っている。

開始から1年間で地域の子供たちに贈ったお菓子は累計で約3.4トンに達したという。

ダイワコーポレーションはウィライツの学童クラブへのお菓子提供の物流業務を委託されていることから、プロジェクトが実現した。実施以前は、学童欠席分など
で倉庫に戻ってきたお菓子は一定期間保管した後、まとめて廃棄していた。しかし、お菓子は未開封や賞味期限前のものも多く、まだ食べられるものに費用をかけて処分する「もったいない」状況が続いていた。

社会貢献のビジョンを掲げるウィライツに何か貢献できないかと考え、担当だった社員が提案したことが契機になったという。


贈ったお菓子

ダイワコーポレーションと沖縄県の関係は2014年、沖縄県の公募事業「物流高度化推進事業」に参画し、泡盛の首都圏向け共同物流システムを構築したことから始まっている。その後、物流以外でも役に立ちたいとの想いから17年に沖縄県での高卒採用をスタートするなど、関係を深めてきた。沖縄はひとり親家庭数が全国平均に比べ3.1%多い上、日本の子どもの貧困率13.5%に対して沖縄県は29.9%と2倍以上に達しているといった社会課題があることに気付いたという。

現在は南風原町で倉庫建築プロジェクトを進行中。南風原町が社会課題の解決に向けて子ども・子育て支援に力を入れていることを知り、貢献したいとの想いでフードロス削減プロジェクトを同町で開始した。


現地から届いた感謝の言葉

≪フードロス削減プロジェクト概要≫
開始時期:2021年7月
提供先:沖縄県南風原町役場こども課・沖縄県南風原町社会福祉協議会を通じて町内の子育て支援施設などへ提供
合計提供回数:28回(毎月2回)※2022年7月末現在
合計提供量(kg):3428.19kg(段ボール箱 493 箱分)※2022年7月末現在
環境効果:(環境省「3R 行動見える化ツール<食品廃棄物編>」を基に算出)
・CO2 削減量(kg):6856.38kg
・水削減量(リットル):1,714,095L
※二酸化炭素量は、食品の生産から調理まで(食べ残しの場合)、または食品の生産から廃棄まで(手つかず食品の場合)に発生する量の目安を表示
※水の量は、食品の生産までに使用した水の量の目安を表示。調理段階で使用された水の量は反映されていない

(藤原秀行)※写真類はダイワコーポレーション提供

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