店舗拡大に対応、総投資額200億円規模か
安売りの食品スーパー「業務スーパー」などを展開している神戸物産が、神奈川県横須賀市で新たな物流拠点の開発を準備していることが分かった。
関係筋によると、このほど、同市内の研究開発拠点「横須賀リサーチパーク(YRP)」内で開発用地を取得した。数年以内の竣工を見込んでいる。
同社としては、神戸市の既存物件に続いて、自社で建設まで手掛ける2件目の物流拠点となる見通し。業務スーパーは首都圏で積極的な出店を続けており、中核となる物流拠点を開設、効率的な配送ネットワークを構築して店舗運営を支える。
新拠点は食品加工工場の設備を兼ね備える予定。総投資額は200億円規模になるとみられる。
YRPはNTTの研究所に隣接する丘陵のエリアで総務省と横須賀市、京浜急行電鉄が連携して開設。情報通信や半導体といった先進技術の研究設備が多く進出している。
(藤原秀行)