デカルト・データマイン調査、首位の深圳・塩田港は前年同月比7割プラス
米調査機関デカルト・データマインが8月12日公表した海上コンテナ輸送量実績調査結果によると、中国発米国向け(往航)の輸送量は7月が前年同月比11.4%増の108万8143TEU(20フィート標準コンテナ換算)となり、2カ月連続のプラスを記録した。
上海など主要5港の取扱量を見ると16.9%増の95万523TEUとなっており、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国政府が上海のロックダウン(都市閉鎖)を続けた影響から回復していることが鮮明となった。
主要5港別の実績を見ると、取扱量首位の深圳・塩田港は74.9%増の29万8776TEUで、前月(6月)比でも2.7%増。2位の寧波港は前年同月比が14.3%減の24万1526TEUとなったものの、前月比は29.1%増に達した。
3位の上海港は前年同月比で20.1%増の23万3000TEU、4位の厦門港は20.1%減の8万86324TEU、5位の青島港は59.7%増の8万8579TEUとなった。前月比ではそれぞれ3.1%減、5.0%増、20.9%増だった。
(藤原秀行)