技術力と社会課題解決の姿勢を評価
企業の経営支援などを手掛けるリヴァンプは9月22日、ドローン物流の実用化を目指すスタートアップのエアロネクストに対し、第三者割当増資を引き受け出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
リヴァンプは2005年の創業以来、“企業を芯から元気にする”との企業理念に基づき、経営・DX・投資の3つの事業を柱に据え、経営実務、マーケティング&クリエイティブ、コンサルティング、デジタル&テクノロジー、投資というテーマに関する経営支援サービス、支援先を含む企業への資本参画/資本提供を手掛けてきた。
エアロネクストは荷物を水平に維持したままドローンで輸送できる技術「4D GRAVITY」を持ち、ASCLと共同で物流専用のドローンを開発。人口減少に直面している地方自治体の物流ネットワークを維持するため、セイノーホールディングス(HD)と連携してドローンなどの先進技術を組み合わせたスマート物流の普及を図っている。
ドローン機体のコア技術を武器に知財ビジネス戦略を推進し、過疎地域の物流といった社会課題解決を目指すエアロネクストの取り組みは、「企業を芯から元気にする」という理念を掲げ、個別企業のみならず、日本社会や産業の発展・支援に取り組むリヴァンプにとって大きな意義があると判断した。
従来のドローン
エアロネクスト社製「4D GRAVITY」搭載ドローン(いずれもリヴァンプ提供)
(藤原秀行)