オープンロジ、EC事業者向け物流支援サービスで庫内流通加工業務指示と商品の賞味期限・温度帯管理を併用可能に

オープンロジ、EC事業者向け物流支援サービスで庫内流通加工業務指示と商品の賞味期限・温度帯管理を併用可能に

冷凍・冷蔵商品の取り扱い増や越境販売伸びに対応

オープンロジは11月10日、EC事業者の物流を包括的に受託・支援しているサービスに関し、利用している事業者が専用のシステム画面上で、倉庫内の流通加工業務を一元管理できる「入出庫加工指示機能」と、商品の賞味期限や温度帯(常温、定温、冷蔵、冷凍)別の入出庫を管理する機能と併用できるようにしたと発表した。

各機能を組み合わせることで、サービスの利用事業者が「夏場のチョコレートやアイスクリームなどクール便でも溶けるリスクのある商材を保冷バッグに入れた上で梱包する」「冷蔵・冷凍商品のうち特定の商品が含まれる場合はドライアイスを個口に入れて梱包する」といった細かな作業も依頼できるようになる。

ECで細かな管理が不可欠な冷凍・冷蔵食品の取り扱いが増えていたり、最近の円安傾向を受けて越境ECが伸びていたりすることに対応する。


専用システム画面のイメージ(プレスリリースより引用)

オープンロジは9月からユーザーが希望する独自の流通加工業務の依頼を、専用システム画面で標準メニューの作業項目と同時に取り扱えるよう変更。10月には越境ECでも「顧客とのリアルな接点である物流で競合との差別化を図りたい」「商品の検品や梱包に自社独自のカスタマイズを加えることで顧客満足度を向上させたい」といった声を受け、国内販売と同じく入出庫加工指示機能を使えるようにした。

(藤原秀行)

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