アクセンチュア、東証上場でビッグデータ分析など手掛けるALBERTを買収へ

アクセンチュア、東証上場でビッグデータ分析など手掛けるALBERTを買収へ

TOB成立、顧客企業の経営改善支援強化狙う

アクセンチュアは11月15日、東証グロース市場上場でビッグデータ分析などを手掛けるALBERT(アルベルト)へのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。

TOBは9月30日から11月14日まで実施。これまで筆頭株主だったSBIホールディングスなどからALBERT株式の9割超の応募があり、下限としていた3分の2を大きく上回った。

アクセンチュアはALBERT株式の100%取得を目指し、残る少数株主からの取得手続きを進める予定。ALBERTは東証上場が廃止となる。

アクセンチュアはALBERTを傘下に収め、同社のノウハウを取り入れながら、ビッグデータやAIを活用した顧客企業の経営改善支援を強化していきたい考え。

アクセンチュアの江川昌史社長は「ALBERTが持つ卓越したデータ分析力とAI活用領域における知見と経験がアクセンチュアに加わることで、お客様は不確実な時代においても成果につながる変革へ踏み出すことが可能になります」とコメントしている。

(藤原秀行)

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