高精度な3次元地図データの開発加速図る
自動走行や安全運転支援システム用の高精度な3次元地図データ(HDマップ)を手掛けるダイナミックマップ基盤は1月4日、みずほ銀行と2022年12月30日付で借り入れ契約を締結、資金調達したと発表した。
具体的な調達額は開示していない。調達した資金はHDマップの開発加速などに充てる考え。
ダイナミックマップ基盤はみずほフィナンシャルグループ(FG)のベンチャーキャピタル、みずほキャピタルが無限責任組合員を務めるベンチャー投資ファンド「みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合」の出資を受けている。
また、みずほFGのみずほ銀行は革新的な事業に挑戦するスタートアップ企業の成長をサポートする観点から、有望なイノベーション企業を表彰する「Mizuho Innovation Award」を17年10月に創設、ビジネスモデルの優位性やチーム力、成長可能性などを評価の軸として対象企業を選定・表彰した上で、イノベーション企業として成長を後押ししている。
ダイナミックマップ基盤は「Mizuho Innovation Award 2021年7-9月期」を受賞しており、「今回の取引はみずほFGとしての当社に対する一層のサポートを示すものとなる」との見解を示している。
(藤原秀行)