走行履歴から確認、ルール順守徹底をサポート可能に
ゼンリンデータコムと交通安全事業を手掛けるジェネクスト(横浜市)は1月23日、車載端末で収集した走行履歴などの情報を商用車の運行管理効率化に活用するゼンリンデータコムのテレマティクスサービスと、ジェネクストの交通違反検知サービス「AI-Contact(アイ・コンタクト)」がAPI連携を開始したと発表した。
(両社提供)
アイ・コンタクトはスマートフォンで取得した走行データと、全国の標識情報データベースを照合させ、交通違反を可視化する企業向け運行管理アプリ。2018年にサービス提供を始め、導入企業では例年40件以上の事故があったところが導入後にゼロまで減らせたり、自動車保険料を1億円以上削減できたりといった成果を挙げているという。
5年以上に渡って主に物流業界・運送業界の運行管理をサポートしてきたゼンリンデータコムのテレマティクスサービスとシステム連携し、アイ・コンタクトの交通違反検知機能をテレマティクスサービス上で利用できるようになった。走行履歴から交通違反事案を自動で検出し、交通規則の順守徹底につなげられるようサポートを強化するのが狙い。
検知するのは速度超過、一時不停止、踏切不停止、進入禁止、右左折禁止。
(藤原秀行)