脳疲労度の「⾒える化」で旅客運送業の健康経営と働き⽅改⾰を同時推進、LIFE-BEINGが第2弾のモニター募集

脳疲労度の「⾒える化」で旅客運送業の健康経営と働き⽅改⾰を同時推進、LIFE-BEINGが第2弾のモニター募集

第1弾は東京の⽴川バスで実施、効果確認と説明

地域企業へ健康経営の導⼊をサポートしているLIFE-BEING(東京都⽴川市)は2月1日、旅客運送の安全確保や運転⼠の働きやすい環境整備をサポートするため、ストレス・脳疲労度を⾒える化して客観的に健康状態を把握できる独自技術「疲労ストレス測定計VM600」を使い、⽴川バス(同市)で勤務する運転⼠を対象に実施したパイロットテスト(実証試験)の結果を取りまとめ、1⽉25⽇に⽴川市へ報告したと発表した。


疲労ストレス測定計


立川バス(いずれもLIFE-BEING提供)

実証試験は、⽴川バスの福⽣営業所に勤務する運転⼠が「疲労ストレス測定計」を活⽤して運転前後にストレス・脳疲労の状態を測り、⾃⾝の健康状態を確かめられる機会を創出。健康意識を⾼めてもらうことを⽬的に2022年11⽉14~29⽇にかけて実施した。

今回の実証試験により、運転⼠1⼈ひとりのストレス度・脳疲労度を可視化し、運転⼠⾃⾝の健康意識を⾼めるきっかけ作りができたほか、乗務前・乗務後の計測データから時間帯別・年代別に傾向があることも把握できたという。⽴川バスからは「健康経営や働き⽅改⾰を考えるきっかけになった」との評価を得られた。

この結果を踏まえ、同社は重⼤事故を防⽌するためには「疲労ストレス測定計」の計測データで把握できるストレス度・疲労度に応じて、運転⼠に個別のアドバイスを⾏い健康増進を図ることが重要になると推察。

今後、計測データの精度をさらに⾼めながら、計測データと運転歴などのデータを組み合わせることなどにより、重⼤事故防⽌に向けた新たなサービスの開発を進めていくため、2⽉1⽇にモニター企業(第2弾)の募集を開始した。

対象は:東京近郊に所在する運輸業界の企業で、社用車・営業車で事業を行う他業種も含める。3社を募集しており、モニター期間などは調整の上、無料で機器を貸し出す予定。

(藤原秀行)

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