創業者長男、海外展開強化で世界的メーカーに躍進実現
トヨタ自動車の名誉会長で経団連会長も務めた豊田章一郎(とよだ・しょういちろう)氏が2月14日午後、心不全のため死去した。97歳だった。
通夜・葬儀は近親者で執り行う。喪主は長男でトヨタ自動車社長の豊田章男氏。後日「お別れの会」を開くが、現時点で日時や場所は未定。
連絡先は同社秘書部(0565-28-2121・代表番号)。
名古屋市出身。1925年、トヨタ自動車創業者の喜一郎氏の長男として生まれる。1952年、トヨタ自動車工業の取締役として入社、81年にトヨタ自動車販売の社長となり、82年には同社とトヨタ自動車工業が合併して誕生した現在のトヨタ自動車の初代社長に就いた。
海外展開拡大に努め、トヨタ自動車を世界的な自動車メーカーの地位に躍進させる礎を作った。1992年会長、99年に名誉会長。
1994~98年には日本経済団体連合会(経団連)の会長を務めるなど、財界活動にも注力。政府の審議会など様々な役職を歴任した。
(トヨタ自動車提供)
(藤原秀行)