京王が新鮮野菜を駅の専用自販機で販売する実証実験第2弾、商品は鉄道で輸送へ

京王が新鮮野菜を駅の専用自販機で販売する実証実験第2弾、商品は鉄道で輸送へ

仙川駅ホームに設置、サラダなど購入可能

京王電鉄と大企業向けに技術革新支援を手掛けるReGACY Innovation Group(レガシー・イノベーション・グループ、東京都千代田区大手町)は2月22日、昨年7月に開始したスタートアップなど外部企業との共創によるオープンイノベーションの実現を目指す取り組み「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」の採択企業KOMPEITO(コンペイトウ、東京都品川区西五反田)と共同で行う新サービスの実証実験の第2弾を実施すると発表した。

2月27日から京王線の仙川駅に新鮮なサラダなどが並ぶ自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI(バイ・オフィス・デ・ヤサイ)」を設置。今回は新たな取り組みとして、京王線の鉄道を活用して商品の野菜を配送する。

自販機は採れたて・新鮮なうちにカットした産直野菜を使用したサラダなどを扱っている。駅構内に自販機を設置することで、通勤・通学で電車を使う人や駅周辺の住民らが手軽に購入できるようにする。

第1弾の渋谷駅に続いて実証実験を展開し、商品の販売動向の分析や付帯設置するAIカメラで収集するマーケティングデータの蓄積を図る。

「SALAD STAND」
・概要
採れたて・新鮮なうちにカットした産直野菜を使用したサラダなど、バランスの取れた商品を冷蔵販売できる自動販売機。サラダやコールドプレスジュースなど、健康にこだわった商品を手軽に手に取ることが可能。「ダイナミックプライシング機能」(需要に応じた価格変動)も搭載。フードロス削減に向けて、設置後の販売動向などのデータを基に最適な価格を導き出して販売することも今後検討していく予定。

・実証実験開始日時
2月27日(月)午後3時
※「コールドプレスジュース」は2月28日(火)午後3時に販売スタート

・利用可能時間
初電から終電まで

・設置場所
京王線仙川駅 1番線ホーム上

・販売商品


※販売商品と価格は変更する場合がある

・決済方法
交通系ICカード・電子決済アプリ「YASAI PAY(ヤサイペイ)」、クレジットカード、各種QRコード決済
※現金での購入は負荷

※「YASAI PAY」とは、KOMPEITOが運営・展開する電子決済アプリです。クレジットカードを事前に登録することで、YASAI PAYをダウンロードしたスマートフォン・タブレットをサラダ自販機にかざすだけで決済が完了します。また、定期的にお得なキャンペーン商品の購入も可能です。

・AIカメラでの情報取得   
対象情報:性別、年代、購入データ、自販機前の往来データ
目的:適正な商品ラインナップ・販売方法の構築、駅構内のテナント誘致等への活用
※個人が特定できないよう統計データを取得

・鉄道を活用した配送
販売商品を専用(冷蔵)のキャリーケースに入れ、鉄道を活用して配送する

(藤原秀行)※いずれも京王電鉄提供

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