川崎汽船、英資源大手アングロ・アメリカンと運航効率化など脱炭素化の共同研究開始

川崎汽船、英資源大手アングロ・アメリカンと運航効率化など脱炭素化の共同研究開始

協議会を設立、温室効果ガス排出ネットゼロ達成目指す

川崎汽船は3月6日、英国の資源大手Anglo American(アングロ・アメリカン)と脱炭素化に向けた取り組みを共同で研究、推進するための協議会を設立する覚書に署名したと発表した。

川崎汽船グループはアングロ・アメリカンと初の鉄鋼原料輸送契約を締結以降、同社の原料輸送に継続的に従事し、着実に契約を積み重ねてきた。協議会を通じて、両社は共通の目標に掲げている温室効果ガス排出ネットゼロの達成に向け、運航の効率化、新たな省燃費技術や代替燃料船の開発を推進。互いの知見を活用して海上輸送における温室効果ガス排出削減を目指す。

川崎汽船は現行の中期経営計画で、鉄鋼原料輸送事業を低炭素・脱炭素化を機会とした成長の牽引役となる事業の1つに位置付けている。


署名セレモニーに参加したアングロ・アメリカンのPeter Lye氏(Head of Shipping)と川崎汽船の田口雅俊常務執行役員(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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