菊池製作所・乙川取締役がトップ兼務
東京理科大学発で物流や製造などの現場作業の身体的負荷を軽減するアシストスーツの製造・販売を手掛けるイノフィスは3月7日、折原大吾社長が3月3日開催の臨時取締役会を経て退任し、後任は家電製品や自動車の試作品製作を担う菊池製作所の乙川直隆取締役が兼務したと発表した。
菊池製作所とともにイノフィスを立ち上げた創業者の小林宏教授は併せて、取締役を退いた。菊池製作所の菊池功社長もイノフィス取締役を退任した。
イノフィスは小林氏が開発した、空気圧で稼働する人工筋肉を動力源とした装着型腰部補助装具「マッスルスーツ」を事業化するため、菊池製作所と小林氏が2013年に立ち上げた。
イノフィスは併せて、3月27日付で本社を現在の東京都新宿区神楽坂4-2-2 東京理科大学森戸記念館3階から、東京都八王子市東町7-6 エバーズ第12八王子ビル 3階に移すことも公表した。菊池製作所も本社を八王子に置いており、連携を深める狙いがあるとみられる。
イノフィスの「マッスルスーツ」
(藤原秀行)