関西物流展、自律走行搬送ロボット「Oasis」も同時出展
GROUNDは4月6日、大阪市で4月12~14日に開催される「第4回 関西物流展」で、中国のMultiway Robotics(マルチウェイロボット)製SLAM式自動フォークリフトを初めてお披露目すると発表した。
併せて、アームロボットを搭載した同じく中国系のStandard Robots(スタンダードロボット)製自律走行搬送ロボット「Oasis(オアシス)」も出展する。
Multiway Robotics製SLAM式自動フォークリフト
SLAM式自動フォークリフトは、本体に制御システムを搭載しており、単体で稼働が可能。10分ほどで庫内のマッピングから動作までの設定を済ませられる。エリアごとの移動も簡単に設定できるよう工夫しており、倉庫間の搬送や貨物の整理などの工程を自動化できると見込む。
JAKA製協働ロボットを搭載した「Oasis 300」(いずれもGROUND提供)
Oasisは最新型のAMR(自律協働ロボット)で、360度全方位に対して障害物検出が可能なマルチセンサーを搭載。最新世代のアルゴリズムにより、±5mmの停止精度を実現している。EU(欧州連合)の販売認証「CE認証」を取得し、JIS(日本工業規格)の最新安全規格にも適合しており、性能・安全性とも世界トップレベルという。
GROUNDは両方のロボットについて、物流領域に加え、製造業でも活躍の余地が大きいと見込んでいる。
(藤原秀行)