セキュリティー性能高い独自開発機体をアピール
ACSLは5月8日、米国市場への本格進出に向け、米国で5月4日に進出方針のプレスリリースを出したと発表した。
同社は2月、米国進出の足掛かりとなる現地子会社をカリフォルニア州で立ち上げる方針を開示していた。プレスリリースは同社が独自開発したセキュリティー性能の高いドローン「SOTEN(蒼天)」を本格的に売り込んでいく方針を米国でアピールした。
米現法は米国の潜在顧客との緊密な連携を通じて、SOTENを製品としてさらに改良することを視野に入れている。
米国ではNational Defense Authorization Act(NDAA)施行に伴い、ロシアや中国産のドローンの政府調達を禁止するなど、ドローン活用に際して経済安全保障や環境配慮を重視する動きがグローバルに強まっており、ACSLは自社製品の需要が十分見込めると判断。米国やインドなどで本格的に事業展開していくことを念頭に置いている。
米国の展示会ではSOTENが点検・測量などで活用できると好評を博し、2022年10月と今年1月に複数の顧客先でロードショーを実施、実務適用が可能という評価を得るとともに、購入希望を確認できたという。
(藤原秀行)