次世代高度技術活用図る
セイノーホールディングス(HD)とエアロネクスト、同社子会社でドローン物流を担うNEXT DELIVERY、KDDIスマートドローンは5月11日、徳島県の佐那河内村とドローンを含む次世代高度技術の活用による地方創生に向けた連携協定を5月10日付で締結したと発表した。
5者は今年3月、ドローンと陸上の配送を組み合わせた「新スマート物流」の「SkyHub」(スカイハブ)社会実装に向け、検討を進めていた。
協定の締結で検討をさらに加速させ、相互の連携・協力に基づき、ドローンをはじめとする次世代高度技術を活用した活動を推進。人口減少など地域が抱える課題の解決を後押しする。
(左から)セイノーHD・河合秀治執行役員、佐那河内村・岩城福治村長、エアロネクスト・田路圭輔CEO(最高経営責任者)、KDDIスマートドローン・博野雅文社長
新スマート物流におけるドローン配送で使用する日本発物流専用ドローン「AirTruck」
3月の実証実験でお弁当とお茶を配送した物流専用ドローン”AirTruck”
“スマートドローンツールズ”の基本ツールである、運航管理システムの画面
今年3月にドローン配送などの実証実験を実施した後、佐那河内村は政府の「デジタル田園都市国家構想交付金」に採択されたことから、まず物流が抱える課題をデジタル技術で解決し、並行して観光・産業・経済の振興・防災、災害時の対応、人材育成についても取り組みを具体化していく構え。
(藤原秀行)※いずれもエアロネクストなど提供