新サービス開発などに充当、三菱倉庫と業務提携も
Hacobu(ハコブ)が新たに14億円超の資金を調達したことが分かった。同社としては過去最大の規模とみられる。
調達先として三菱倉庫、製造業や物流業に特化したベンチャーキャピタルのIDATEN Ventures(イダテンベンチャーズ)など7社が出資。併せて、日本政策金融公庫から融資を受けた。
Hacobuは2015年設立。トラック運行管理など物流業務効率化を支援するクラウドベースのサービス「MOVO(ムーボ)」シリーズを展開しており、累計の導入企業数は560社、利用事業所数は1万2000カ所をそれぞれ突破するなど、普及が進んでいる。
今回調達した資金は、既存サービスの機能向上や新サービスの開発などに充てる見通し。
Hacobuはまた、資金調達に加え、三菱倉庫と業務提携することで合意した。配送時の温室効果ガス排出量可視化機能の開発などで連携することを念頭に置いている。
(藤原秀行)