都心部から約20km圏内に位置、将来のマテハン導入にも対応可能
シーアールイー(CRE)は5月31日、千葉県松戸市の松飛台工業団地内で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア松戸」が同日、竣工したと発表した。
施設外観(プレスリリースより引用)
都心部から約20km圏内に位置し、首都圏の大消費地への配送に加え、東京外環自動車道の松戸ICから約7.7km、市川北ICから約7km と高速道路へのアクセスにも強みを持つ。
地上4階建て、延床面積は1万5641㎡。トラックバースは計14台の大型車が同時に接車可能。
倉庫部分の基本スペックとして、外壁に金属断熱サンドイッチパネルを採用。床荷重は1階が2.0t/㎡、2~4階が1.5t/㎡(各階 2.5tフォークリフト対応可)、有効高は各階5.5m以上を確保している。
テナント区画として、2分割の入居が可能。最小で約1870坪から利用できる。
荷物用エレベーター(積載荷重4.1t、60m/min)を2基実装し、トラックヤードからも直接荷物の出し入れが可能な仕様を取り入れた。トラックヤードに大庇を設け、雨天時も入出庫オペレーションを継続できるようにしている。
垂直搬送機2基、ドックレベラーを2基実装し、将来的なオペレーションの対応として垂直搬送機2基を増設できるようにしている。庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場なども設けている。
構造計画では各階ともに構造ブレース(筋交い)のない純ラーメン構造とすることで、入居テナントのマテハン機器導入における改造工事のニーズにも一定の対応ができる仕様を確保している。
環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、BELS評価★★★★★(ファイブスター)、CASBEE-建築(新築)のAランク評価認証を取得済み。今後はエンバイオC・エナジーが本物件屋根全面で太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費するとともに、FIT(固定価格買取制度)を活用して余剰売電する計画。
発電した電力の一部を施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムも導入する予定。
■施設概要
施設名称 : ロジスクエア松戸
所 在 地 : 千葉県松戸市松飛台
敷地面積 : 7,645.31 ㎡(2,312.70 坪)
用途地域 : 工業専用地域
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積 : 15,641.68 ㎡(4,731.60 坪)
着 工 : 2022 年 5 月 1 日
竣 工 : 2023 年 5 月 31 日
設計施工 : 鈴与建設株式会社
(藤原秀行)