東京建物が京都市内で開発の関西初物流施設、西濃運輸が1棟借り内定

東京建物が京都市内で開発の関西初物流施設、西濃運輸が1棟借り内定

2.6万㎡、今夏開業予定

東京建物は2月6日、京都市伏見区で開発を進めている物流施設「(仮称)T-LOGI京都伏見」が今夏に開業すると発表した。

西濃運輸が専用倉庫として1棟借りし入居することが内定しており、同社京都支店の移転先として開業する予定。東京建物としては初の関西での開発案件となる。


建物外観イメージパース

新施設は第二京阪道路の伏見ICまで約1.5km、国道1号利用で京都駅まで約8.5kmのエリアに位置。京都市中心部への配送拠点として活用できると見込む。

さらに、第二京阪道路の巨椋池ICまで約4.9km、名神高速道路の京都南ICまで約3.7km。大阪中心部をはじめとする関西一円を輸配送エリアとすることが可能とみている。周辺には工場や倉庫などが集積し、24 時間稼働を前提としたオペレーションにも対応する。

関西一円への配送ニーズに加え京都市中心部への多頻度近距離配送のニーズが見込まれるため、1階の両面にバースを設け、トラックの頻繁な入出庫に対応し、敷地内の周回性を確保できるようにする。パワーゲート付きトラックなど、多様な車両を受け入れられると想定している。

屋上全面に太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギー電力供給や施設内照明のLED化による創エネ・省エネに注力。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で「ZEB」認証を、「CASBEE建築(新築)」で「Sランク」をそれぞれ取得する予定。

内装には身近な廃棄物を配合して作成したリサイクル内装ボードを採用、京都地域産材の「杉」を使った地産地消も図る。

伏見区は平安時代から水運・陸運の要衝の地として知られるだけに、日本の伝統的な文化や景観を感じられる「京都らしさ」を施設の従業員や訪問者に感じてもらえるよう、京町家が発祥であるとされる和風照明などを取り入れる計画。視覚的に「落ち着
き」や「安心感」を与える灰色・茶色を基調とした内装にする。

西濃運輸は重点戦略の中で、「特積みのセイノー」から「ロジのセイノー」への進化として、トラックターミナルに物流倉庫を併設する「ロジ・トランス機能」の全国展開を進めている。現在の京都支店を新施設に移転し、ロジ・トランス機能を持つ拠点へ変革、保管から全国配送までの一貫したサービス提供を可能にする。

空調を完備し、従業員に優しい環境を整備する。また、トラックターミナルはプラットフォームの面積を現在の京都支店の約4倍に拡充し、顧客満足度の向上と収益拡大を目指す。

更衣室、パウダールーム、娯楽室、仮眠室、バス・シャワールーム、洗濯コーナーなども追加で設け、ターミナル拠点としてワーカーに快適な就業空間を提供できる設計を施す。

(藤原秀行)※写真などはいずれも東京建物提供

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