デジタル機能のグローバル展開目指す
フェデックス コーポレーション傘下のフェデックス エクスプレスは5月25日、主要市場のインドとより広い地域を対象に、成長段階にあるデジタルスタートアップ企業の育成と協力を促すための専任組織「フェデックス イノベーション ラボ（FIL）」を設立したと発表した。
FILはスタートアップ企業とのパートナーシップにおいて初期段階で投資し、フェデックスのネットワークやリソース、グローバルな顧客基盤を通じて、業務上の実行力強化とサービスの市場投入までの時間短縮に貢献するのが狙い。
フェデックスは今日のサプライチェーンに対するニーズに応えてオペレーションやサービスを継続的に進化させる中で、フェデックスが持つ高度なデジタル機能をグローバルに提供する一助になると期待。FILを通じて形成したパートナーシップは、世界中の顧客に利益をもたらすと展望している。
FILの最初の投資先となったMad Street Den（マッド・ストリート・デン）は法人向けAIソリューションを牽引するコンピュータービジョンおよびAIを扱っている。同社のAIプラットフォームは、マーケティングやプロダクト、テクノロジー分野で効率を改善・最適化できるとみている。
同社の製品は小業、ヘルスケア、金融、メディア・エンターテインメント、教育などの多様な業界で使われている。
（藤原秀行）
