アサヒロジスティクスが研修宿泊施設・社員寮を新設、「2024年問題」対応も視野

アサヒロジスティクスが研修宿泊施設・社員寮を新設、「2024年問題」対応も視野

就労環境改善、安定的なドライバー採用目指す

アサヒロジスティクスは8月15日、研修宿泊施設と社員寮「アサヒロジスティクスグループ滑川寮・研修所」(埼玉県滑川町)を新設したと発表した。9月1日に運用を開始する。

自社のドライバー研修施設「滑川福田センター」から4kmの位置にあり、3泊4日の新人研修などの宿泊施設として活用。宿泊を含む各種研修を自社内で一貫して行えるようにする。

また、社員寮としての機能を設け、就労環境改善改善で幅広い地域からのドライバー採用も可能とし、物流業界の2024年問題への対応として、安定的なドライバー確保の実現を目指す。

社員寮・研修施設の概要

名称    :アサヒロジスティクスグループ滑川寮・研修所
住所    :埼玉県比企郡滑川町月の輪七丁目29番6号
施設用途  :従業員寮(22部屋)、宿泊施設(10部屋)
敷地面積  :1572.97㎡(475.82坪)
建築面積  :435.57㎡(131.76坪)
建築延床面積:1209.25㎡(365.80坪)
構造・規模 :鉄骨造 地上3階建て
運用開始日 :2023年9月1日
設備    :談話室、管理人室、太陽光発電、蓄電池、非常用コンセント他


埼玉県内の物流拠点配置

施設内には談話室を設け、少人数での研修実施や、研修後のコミュニケーションの場として使用できるようにしている。各部屋に机を配置し、復習や資料作成などにも活用できるよう配慮している。

研修用宿泊施設としては、女性専用ルームを完備。女性ドライバーが安心して過ごせるようにしている。

施設内には蓄電池や非常用コンセントも設置。太陽光発電で生み出した電力を活用し、災害時の停電の際にも電力の確保を可能にしている。


敷地内出入口


災害用モニターで滑川町災害情報を随時確認可能


蓄電池を使い、太陽光発電で生み出した電力を災害時に活用する


宿泊棟室内イメージ


宿泊棟は全室に自習に便利なデスクを完備


宅配便も安心して受け取れるセキュリティボックスを完備


談話室から続くテラス

(藤原秀行)※いずれもアサヒロジスティクス提供

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