東京・羽村と群馬・新田の両工場は再開へ
日野自動車は8月29日、親会社のトヨタ自動車の生産に関するシステムトラブルの影響で、8月30日は古河工場(茨城県古河市)が稼働を停止すると発表した。
8月29日にやはり稼働をストップしていた羽村工場(東京都羽村市)の第1、第2、第4ラインと、新田工場(群馬県太田市)の小型トラックユニットラインは、8月30日は生産を再開する見通し。
古河工場は国内・海外向けの大中型トラック(日野プロフィア/HINO700シリーズ、日野レンジャー/HINO500シリーズ)の製造を手掛けている。
トヨタは8月29日、暫定的に代替システムを立ち上げ、8月30日は全工場で稼働を再開する方針を開示した。まずトヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)とダイハツ工業京都工場(京都府大山崎町)を除き、国内12工場25ラインで生産を再開した上で、同日中に残る2工場も生産をスタートする予定。
トヨタグループでは昨年3月、部品メーカーの小島プレス工業がサイバー攻撃を受けたため、国内全工場が稼働一時ストップに追い込まれた。トヨタは「不具合については、サイバー攻撃によるものではないと認識しているが、引き続き原因究明を行う」と説明している。
(藤原秀行)