[PR]数百行の運送明細にさよなら!オンライン化で運送取引が一変

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ウイングアークが24年問題の解決策を提案
荷主と運送会社をオンラインでつなぎDX

ウイングアーク1st株式会社

帳票ソフト最大手のウイングアーク1stは今年4月、物流の2024年問題に対応したソリューション「IKZO Online」をリリースした。帳票基盤ソリューション「SVF」とBI事業の知見を活かして、荷主と運送会社をオンラインでつなぎ、物流業界を変革する。WMSの実績豊富な東芝デジタルソリューションズが協業する。 (進行役:本誌編集部)


東芝デジタルソリューションズ
和田重之氏

ウイングアーク1st
加藤由貢氏

運送取引をデータ化し隅々までつなぐ

──そもそもウイングアークはなぜ物流ソリューションに進出したのですか。
ウイングアーク1st 加藤由貢 プラットフォーム事業開発統括部 ソリューションプラットフォーム事業開発部 事業企画担当部長「当社では社会・業界課題を解決するソリューションサービスをいくつか展開していますが、物流分野に進出したきっかけは物流の2024年問題です。18年6月に働き方改革関連法が成立しました。運送業界には5年の猶予が与えられたものの、24年4月までには現場の働き方を改革しなくてはなりません」

「物流業界の変革のためには個々の運送会社の業務効率化だけではなく、荷主と運送会社間のアナログな取引業務の効率化が必要だと考えました。現状は、荷主の配車担当がその日に出荷する荷物を納品先別や商品別にまとめて車建てにし、作成した紙の車両依頼書をファクスなどで二次請け、三次請けへと渡していきます。発注内容は各社で個々のシステムやエクセルに手入力し、バラバラに保管されています。同じ内容であるのに、相当非効率な作業です」

「そのデータを共通化・流通化する仕組みがあれば、運送取引の発注処理から請求処理まで一気通貫でデジタル化できる。それを実現するソリューションとして企画開発したのが『IKZO Online』です」

──大手の荷主や物流企業でも協力会社とのやりとりはオンライン化されていないのですか。
ウイングアーク・加藤「いまだにファクスや電話がほとんどと認識しています。それをオンライン化すれば、発荷主、着荷主、元請けに下請けと、企業間をまたがって処理されていく物流のデータが隅々まで全てつながります。その結果、配車のやりとりが大幅に効率化されて、いつ何を、どこからどこへ、どんな運送条件で、運賃はいくらだったのか、全てつかめるようになります」

「同時に運送会社側では、ドライバーの労務管理や車両別・ルート別の収支など、様々な角度からデータを分析できるようになります。従来のアナログな業務から抜け出して経営を高度化できる。そのためのダッシュボード『IKZO Analytics』も用意しています」


繁雑なアナログ業務をデジタルでつなぎ、一元管理する

──東芝デジタルソリューションズとウイングアーク1stは、2020年11月に資本・業務提携契約を結びました。
東芝デジタルソリューションズ(東芝) 和田重之ICTソリューション事業部 流通ソリューション営業部 営業第二担当 エバンジェリスト「当社は東芝グループのデジタルソリューション事業の中核企業として、様々な産業向けにシステムインテグレーションやソリューション、サービスを提供してきました。ウイングアークとはBI事業の『Dr.Sum』『MotionBoard』などを活用する形で協業を進めてきました」

「物流ソリューションに関しては、当社の倉庫管理ソリューション『LADOCsuite/WMS』とウイングアークの配車・運行管理プラットフォーム『IKZO』を組み合わせて、倉庫・輸配送業務のデジタル化を推進し、物流全体のトランスフォーメーションを支援していくことを目指しています。『LADOCsuite/WMS』は庫内作業だけでなく、荷物を車両別に振り分ける業務までカバーしているのが特徴です。これをIKZOと組み合わせることで物流全体のデジタル化が可能になります」

IKZO Onlineで運送取引をデジタル化

──IKZOシリーズは実際にどんな使われ方をしているのですか。
ウイングアーク・加藤「『IKZO Online』は案件管理、配車設定、オンライン受発注、運行管理、請求支払管理の機能を持っています。ある地方でトラック400台を保有し、10営業所を展開する中堅運送会社は、配車業務を標準化して、経験の浅い社員にも任せられるようにするために『IKZO Online』を導入しました。これから他の運送会社とオンラインでつながっていくためにもそれが必要という判断です。さらに従来、荷主別に形式の違うデータを各事業所の担当者がエクセルで処理していたものを統合管理するためにも使っています」

東芝・和田「これまでアナログで行われていた、運送明細や請求書の発行業務がデジタル化・オンライン化されデータ連携できるようになるだけでも、大きな効果があります。例えば1日10台・1カ月25日稼働の協力会社であれば、毎月の月末に250行もの運送明細を荷主に送っている。荷主側ではその内容をチェックしてファクスで送り返し、そこからまた協力会社が請求書を起こしてそれを郵送する、というやりとりを協力会社ごとにやっています。それが一運行ごとにWeb上で簡単に処理できるようになります」

「そもそも既存の協力会社が車両を確保できなかった場合に他の運送会社を探すにも、データが揃っていなければ依頼すること自体に大変な手間がかかります。共同配送や中継輸送の荷物を引き継ぐこともできない。アナログの運送取引はもはや限界に来ています」

──当面の事業展開は?
ウイングアーク・加藤「23年6月に発表された『政策パッケージ』や『ガイドライン』は、『荷待ち・荷役作業時間の対応』や『適正な運賃・運送契約への対応』に言及しています。これを受けて荷主と物流事業者とのやりとりをデジタル化して実運送会社ともつながるサービスが注目されています。IKZOはこのような国や業界の動きに迅速に対応していきます」

東芝・和田「倉庫と配送の関係をもっともっとシームレスにしていきます。情報の共有を進めるほどに効果は大きくなると考えています」

ウイングアーク・加藤「現在、ドライバー用アプリのリリースを予定しています。運行指示の確認や進捗報告だけでなく、明日の予定や休憩場所といった事まで確認できるようにします。他にもたくさんのアイデアがあります。運送取引のオンライン化を切り口にした物流業界の変革には手応えを感じています。IKZOは時代の要望に応じて進化し続けるソリューションです。今後もユーザーに伴走してソリューションを磨いていきます。物流DXを目指す企業からのご相談やご要望をお待ちしています」

IKZO Onlineで運送取引をデジタル化

お問い合わせ先

ウイングアーク1st株式会社
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2 番1号 六本木グランドタワー
https://www.wingarc.com/
TEL:03-5962-7400(大代表) 03-5962-7300(営業代表)

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