トラック積載効率や付帯業務実態を含む輸送情報一元化を実現
knewit (ニューイット)は9月13日、荷主企業や運送会社向けに、新たなサプライチェーン管理SaaSサービス「ニューイットボード」の提供を10月に始めると発表した。
運送会社にとどまらず、荷主企業も含めたサプライチェーン全体のデータを可視化し、運送の効率を向上させることが可能と説明している。
トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」は、調達物流領域が大きな影響を受けるとみており、支援が必要と判断した。
(knewit提供)
ニューイットボードは輸送ルート作成の最適化、積載効率向上、車両の最適配置などを後押しし、トラック台数を適切な数に抑えつつ、効率を最大化できるようにする。持続可能な物流戦略の策定、働く人と環境に優しい物流網構築などにもつなげる。
さらに、サプライチェーンを維持することが困難なトラブルに遭遇した場合でも事業を維持できるようにする。SaaSで提供することにより、通常はコンサルティングを要するような改善施策立案を低コストで実現する。
(藤原秀行)