重量税増加分をカバー
日野自動車は10月3日、昨年発覚した排ガスや燃費の性能に関する認証を不正に取得していた問題に関連し、当該のエンジンを搭載した車両に関する燃費補償と重量税補償を開始すると発表した。
性能が政府の定める基準に達しておらず、当該エンジンを搭載したトラックやバスの利用者は重量税が増加するため、日野がカバーする。
対象となるのは日野または日野販売会社から当該車両を新車で購入(クレジット・リースを含む)したユーザー。大型トラック「プロフィア」、バス「セレガ」、バス「リエッセⅡ」、エンジンを利用しているいすゞ自動車の「ガーラ」、トヨタ自動車の「コースター」。当該車両など詳細は日野のホームページで確認できる。
燃費性能に対する補償と、車検証の差し替えに伴って重量税が変更となる車型に対する旧重量税との差額の補償を実施する。
日野は既に、燃費性能の補償費用として約600億円を計上したことを公表済み。
(藤原秀行)