三井E&S、ベトナム向け最大規模の港湾荷役クレーン計30基受注

三井E&S、ベトナム向け最大規模の港湾荷役クレーン計30基受注

65mのアウトリーチ、大型コンテナ船への対応可能に

三井E&Sは10月13日、ベトナム海運公社Vietnam Maritime Corporation(VIMC)傘下のPort of Haiphong Joint Stock Company(CHP)から、大型岸壁用コンテナクレーン6基(三井パセコポーテーナ)とタイヤ式電動門型クレーン(三井パセコトランステーナ)24基を受注したと発表した。

CHPは現在、ベトナム北部のハイフォンエリアでコンテナターミナルの整備を進めており、今回のクレーン調達・受注規模は、両社にとって、ベトナムで過去最大規模という。

納入予定の三井パセコポーテ-ナはCHPとハイフォンエリアで最大級のクレーン。65mのアウトリーチを備え、大型のコンテナ船への対応が可能になる。環境対応型の電動式三井パセコトランステーナと合わせて、CHPの荷役能力増強へ寄与すると見込む。

三井E&Sは2001年と07年に日本の政府開発援助(ODA)の一環として、CHP向けにそれぞれ三井パセコポーテーナと三井パセコトランステーナを納品した。今回の受注は過去の納入実績から故障率の低い高品質なクレーンと評価され、採用に至った。


三井パセコポーテーナ


三井パセコトランステーナ(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事