「2024年問題」受け好評、1tまでの荷物を効率良く運搬可能
物流機器メーカーの五常(千葉市)は10月18日、「電動アシスト牽引車 パワフルバディ」の問い合わせ件数が9月は前月から2倍に増加したと発表した。
トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」を前に、パワフルバディは1tまでの重い荷物を効率良く運搬可能で積み降ろし場所まで迅速に運べる点が好評を博しているもよう。
1tまで楽に運べるパワフルバディ
同社によると、ユーザーからは「重い荷物もすぐに積み降ろし場所へ運べるようになりました」「女性やシニアの方も誰でも運搬ができて、荷物の準備など効率良く進めら
れています」「ドライバーさんを待たせてしまうことが減って、とても助かってます」といった声が寄せられているという。
複数の台車を一度に運搬
運搬効率を大幅に改善(いずれも五常提供)
パワフルバディの操作はスイッチを押して、スロットルを回すだけで、速度は無段階調整が可能。小回りが効くため限られた空間でも活躍できる。充電は家庭用の100V電源を使えるため利便性が高い。
ハンドル部分と本体の側面に緊急停止ボタンを完備しているほか、タイヤカバーも取り付けるなど安全面に配慮。デモ機の貸し出しサービスも行っている。
政府が2024年問題への対応を盛り込んだ「物流革新緊急パッケージ」を打ち出したことで、荷待ち時間削減に向け、荷主側の作業環境改善が非常に重要になってきており、同社も提案を強化していく構え。
(藤原秀行)