住友化学と住友倉庫、飼料添加物流の流通業務が「総合効率化計画」認定

住友化学と住友倉庫、飼料添加物流の流通業務が「総合効率化計画」認定

増産分の神戸港への輸送で大半船舶活用、ドライバー労働時間9割削減見込む

住友化学と住友倉庫、「オレンジフェリー」を運航している四国開発フェリー(愛媛県西条市)の3社は4月15日、愛媛県新居浜市の住友化学愛媛工場で製造する飼料添加物メチオニンの国内船舶輸送が、国土交通省から物流総合効率化法に基づく「総合効率化計画」の認定を受けたと発表した。

メチオニンは主に鶏の飼料添加物流として用いられており、世界的な人口増加や新興国の生活水準向上に伴う食肉文化普及に伴い、今後も年率6%程度の市場成長が見込まれている。

同工場ではそうした流れに対応するため、2018年10月にメチオニンの生産能力を年産約15万トンから約25万トンに増強。主要輸出拠点の神戸港への輸送量がさらに拡大する見込み。

3社は増産分を神戸港へ届ける際、大半を船舶で運ぶ計画を策定。陸路のみで輸送する場合よりCO2排出量を約55%、トラック輸送量を約94%、トラックドライバーの労働時間を約91%それぞれ減らせると試算している。


認定を受けた物流の流れ(3社プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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