業界標準の物流オープンプラットフォーム構築を加速へ
ハコベルは10月19日、新たに山九、福山通運、日本ロジテムの3社が出資すると発表した。ハコベルが3社を引き受け先として、10月末に第三者割当増資を実施する。併せて、ラクスルが保有するハコベル株式を一部譲り受ける。
ハコベルは2022年、ラクスルから荷主企業と運送事業者のマッチングや運送事業者の経営効率化支援の事業を分割した上で、セイノーホールディングスとラクスルが共同で出資する形に移行していた。
ハコベルは荷主や運送事業者が協力しながら輸送効率化を促進できる物流業界標準の新たなオープンプラットフォーム構築を目指している。新規で資本参画する3社とも連携し、サービス内容の拡充などを図っていきたい考えだ。
ラクスルは同日、ハコベルの第三者割当増資に合わせて、ラクスルが保有するハコベル株を一部譲渡する方針を開示した。ラクスルのハコベル株式保有比率は現行の49.9%から34.9%に低下する予定。山九と福山通運、日本ロジテムの株保有比率はトータルで15%前後になるとみられる。
(藤原秀行)