車両購入者ら、過去の不正行為で損害と主張
日野自動車は10月26日、カナダで同社と親会社のトヨタ自動車のグループ計6社を相手取り、集団訴訟が同国ブリティッシュコロンビア州上級裁判所で提起されたと発表した。
日野は10月25日、米国で起こされていた同様の集団訴訟について、原告団と和解契約を締結、和解金2億3750万ドル(約350億円)を支払うと発表したばかり。
日野によると、カナダの集団訴訟の原告団は、日野の2004~21年モデルの車両の購入者らで、過去の不正行為などに起因して損害を被ったと主張、損害賠償や懲罰的賠償を求めているが、具体的な請求額は明らかにしていないという。
訴えられたのは日野と子会社のHINO MOTORS MANUFACTURING U.S.A.、HINO MOTORS SALES U.S.A、HINO MOTORSCANADAの4社と、トヨタ自動車、子会社のTOYOTA CANADA。訴訟の提起は現地時間の10月19日付という。
(藤原秀行)