兼松とあおぞら銀行、企業のサプライチェーンGX推進へ業務提携

兼松とあおぞら銀行、企業のサプライチェーンGX推進へ業務提携

多様なソリューション組み合わせ、脱炭素後押し

兼松とあおぞら銀行は11月1日、企業のカーボンニュートラルへの取り組みをワンストップでサポートするため、業務提携すると発表した。

あおぞら銀行の「あおぞらESG支援フレームワーク」と兼松の脱炭素ソリューションを連携させ、Scope1, 2, 3の全てを対象に企業の脱炭素化を後押しする。

兼松は昨年、GX(グリーントランスフォーメーション)推進委員会を設置するとともに、グループ横断で約50人のGXアクセラレーターを組成し、本社の全事業部門に加えグループ会社を含めて脱炭素に資する製品やサービスの洗い出しを実施。Scope1、2だけでなくScope3の温室効果ガス排出量削減にも資する多様なソリューションを一括で顧客に提案可能な体制を整備した。

あおぞら銀行は、顧客の環境・社会・ガバナンスに関する課題解決の取り組みを、同行グループとネットワークを活用して、金融・非金融ソリューションの両面で支援するビルドアップ型の枠組み「あおぞらESG支援フレームワーク」を展開している。

それぞれのソリューションやノウハウを基に、取引先と連携して脱炭素化に取り組み、サプライチェーン全体の脱炭素化を推進する。

※兼松グループの CO2 削減ソリューション例

Scope1:

バイオ燃料(PKS、木質ペレット、バイオディーゼル等)、

カーボンニュートラル燃料、省エネ診断

Scope2:

再生可能エネルギー(PPAモデル等)

Scope3:

カテゴリ1 購買品(バイオ・再生材料、軽量化材料、低環境負荷製造の製品、

低環境負荷生産の農産品・食品等) カテゴリ4・9 物流(効率化や代替手段)

カテゴリ12(廃棄物のリサイクル・アップサイクル)

(藤原秀行)

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