伊藤忠エネクス、岡山・倉敷で高品位尿素水「AdBlue」の製造工場竣工

グループ2カ所目、西日本では初の自社拠点

伊藤忠エネクスは11月20日、エネクス」)は、岡山県倉敷市にグループで2カ所目、西日本では初となる高品位尿素水「AdBlue（アドブルー）」の製造工場を新設したと発表した。12月に製品の出荷を開始する見通し。

アドブルーはディーゼル車の排気ガス浄化のための「尿素SCR（選択式還元触媒）システム」に使われる尿素水。

伊藤忠エネクスグループは、需要増を踏まえ、配送網を全国に広げながらアドブルーの販売を強化してきた。2021年にはグループで初となるアドブルーの製造工場を埼玉県に新設、製造領域にも進出した。

今回の工場は岡山という立地を生かし今後需要が見込まれる船舶向けAUS40の販売強化も視野に入れている。グループとして徹底した生産管理を行いながら、東日本におけるアドブルー供給の安定化に取り組んできたノウハウを生かし、西日本でも強固なアドブルー供給体制の構築を図る。

【施設概要】

新工場に整備した尿素水を貯蔵するタンク（伊藤忠エネクス提供）

（藤原秀行）