ONE所属の海運アライアンスに韓・現代商船が参画へ

ONE所属の海運アライアンスに韓・現代商船が参画へ

大型コンテナ船20隻を発注済み、来年4月から4社運営

日本郵船、商船三井、川崎汽船の定期コンテナ船事業会社「Ocean Network Express」(ONE、シンガポール)は7月1日、同社が所属する海運アライアンス「ザ・アライアンス」に韓国の現代商船が正規メンバーとして参画すると発表した。併せて2030年までの10年間にわたる業務提携契約を締結した。

各国規制当局からの承認を前提に20年4月からONE、ドイツのハパッグロイド、台湾の陽明海運、現代商船の4社で運営していく。

現代商船は最新鋭の大型新造コンテナ船を投入する予定で、2万3000TEU型12隻と1万5000TEU型8隻の新造船を発注済み。それぞれ20年春ならびに21年春より順次完成する見込みだ。2万3000TEU型はアジア~北欧州サービスに配船される計画となっている。

これにより同アライアンスのサービス品質やネットワーク網、プロダクト競争力の強化と効率性向上のほか、大気汚染物質の排出減少にも貢献すると期待を寄せている。


左から:
Mr. Jae-hoon Bae, President and CEO, Hyundai Merchant Marine
Mr. Rolf Habben Jansen, CEO, Hapag-Lloyd
Mr. Jeremy Nixon, CEO, Ocean Network Express
Mr. Bronson Hsieh, Chairman and CEO, Yang Ming
(Ocean Network Expressニュースリリースより)

(鳥羽俊一)

経営/業界動向カテゴリの最新記事