武装メンバーが銃で威嚇
日本郵船が傭船している英国の自動車運搬船が中東の紅海で11月19日、イエメンの親イラン反政府武装組織フーシ派に乗っ取られた事件に関し、フーシ派が当該の船を乗っ取った際の様子とみられる映像が11月20日、インターネット上で公開された。
映像は覆面で武装した10人ほどのメンバーが船の甲板にヘリコプターで降り立ち、銃を持って船内に侵入、複数の乗組員を威嚇、投降させている様子が映し出される。小型ボートで船を取り囲み、どこかへ誘導しているとみられる姿も収めている。
ヘリコプターで甲板に降りる場面
映像はフーシ派系のメディアがSNSのテレグラムで公開したとみられ、X(旧ツイッター)で転載した動画が視聴できる。
日本郵船やイスラエル首相府などによれば、当該の船には多国籍の船員25人が乗り込んでいるが、イスラエル人や日本人は含まれていないという。
フーシ派は反米・反イスラエルの立場を強めており、フーシ派の報道官はXで「イスラエルの船舶や関係のある船を標的とする」と表明している。
甲板に降り立った武装メンバーとみられる
船内に侵入しようとする場面
船を誘導しているとみられる小型ボート(いずれもフーシ派公開の映像より引用)
Footage of Houthi forces hijacking the ship Galaxy Leader in the Red Sea yesterday. pic.twitter.com/PSFLpV4FLA
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) November 20, 2023
(ロジビズ・オンライン編集部)