香港の投資ファンド・オアシスがドローン開発のACSL筆頭株主に

香港の投資ファンド・オアシスがドローン開発のACSL筆頭株主に

13.7億円で10.47%取得、「ポートフォリオ投資」と説明

香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが東京証券取引所グロース市場に上場しているドローンメーカーACSLの株式を10.47%取得し、筆頭株主になったことが分かった。

オアシスが12月4日付で関東財務局に提出した大量保有報告書によると、オアシスは11月29日に市場外で149万9000株を取得した。金額は1株当たり911円で、同日のACSL株価終値(1032円)から1割程度安い。取得総額は13億6900万円で、保有目的は「ポートフォリオ投資」と説明している。取得先は不明。

ACSLは今年6月末時点では、日本郵政グループのベンチャーキャピタル、日本郵政キャピタルが9.83%を持つ筆頭株主だった。ACSLは日本郵便と連携し、有人地帯上空でドローンが目視外飛行する「レベル4」に国内で初めて成功するなど、ドローンの物流などの領域の活用促進を図っている。

オアシスはドローンの将来性を期待、ACSLへの投資を決めたとみられる。

(藤原秀行)

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