荷さばき・検品効率化やパレット活用など明示
キユーピーは4月23日、国が主導し、荷主企業と物流事業者が連携してトラックドライバーの長時間労働抑制などを図ることを後押しする「ホワイト物流」推進運動に賛同すると発表した。
自主行動宣言として、「リードタイム延長」や異業種と組むことも視野に入れた「船舶や鉄道へのモーダルシフト」などを明示。同社独自策として、入出荷の日付情報を事前に提供することによる「荷さばき・検品作業の効率化」、荷役作業の低減につながる「パレットもしくはパレットの面単位での輸送」「小口配送の削減」なども打ち出した。
同社は昨年、ライオンや日本パレットレンタル(JPR)と協力して共同幹線輸送を開始。今年はゴールデンウィーク中に翌々日納品を行う計画を立てるなど、かねて物流の効率化を推し進めている。運動に協力し、効率化をさらに拡大していきたい考え。
国は上場企業や地域の有力企業計約6300社に対し、運動への協力を要請。それぞれの企業が物流効率化の方策を盛り込んだ自主行動宣言をまとめるよう求めている。
(藤原秀行)