海外展開拡大を計画
防災・危機管理支援のSaaSを手掛けるSpectee(スペクティ)は12月28日、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択され、同社が手掛けているAIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro(スペクティプロ)」をフィリピンで展開すると発表した。2024年のサービス提供開始を目指す。
フィリピンは災害時に必要な情報を集める仕組みが確立されてない地域が多いため、「Spectee Pro」を導入することで、防災対応を急速に進歩させることが可能と見込む。
同社はフィリピンを皮切りに、他のASEAN(東南アジア諸国連合)地域やアジア、欧米にも展開することを計画しており、災害大国・日本発の技術で世界の防災能力を底上げしていきたい考え。
「Spectee Pro」は今年7月時点で顧客数が960を超え、直近3年間で約3倍の伸びを示しているという。
(Spectee提供)
(藤原秀行)