インキュベーション支援施設入居企業と初のタッグ
プロロジスと自動フォークリフトの開発・販売を手掛けるスタートアップのハクオウロボティクスは8月27日、資本・業務提携を締結したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
ハクオウロボは、プロロジスが茨城県つくば市で運営しているインキュベーション支援施設「inno-base TSUKUBA」を2023年10月から利用している。プロロジスが同施設入居企業と資本・業務提携するのは初めて。
プロロジスはハクオウロボティクスへの支援として、PoC(製品の概念実証)協力企業の紹介や、神奈川県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク横浜鶴見」での走行実験など、自動フォークリフト「AutoFork」の開発を支援している。
自動フォークリフトの普及が荷降ろし・荷積みの迅速化につながり、「2024年問題」対応にもなるとみて、提携で両社の結び付きを強め、プロロジスが製品化やマーケティング支援などを展開する。
「AutoFork」は11月には初号機の製品版が完成する見込み。販売開始に際し、プロロジスが見込み顧客の紹介を行うという。
自動フォークリフト「AutoFork」
(藤原秀行)※いずれも両社提供