横浜市とマースク、三菱ガス化学が船舶への「グリーンメタノール」供給拠点整備で連携

横浜市とマースク、三菱ガス化学が船舶への「グリーンメタノール」供給拠点整備で連携

実現すれば日本初、年内にも港で実証実験へ

横浜市とデンマークの海運大手APモラー・マースク、三菱ガス化学は2023年12月27日、横浜港で船舶向けに環境負荷の低い燃料「グリーンメタノール」を供給する拠点を共同で整備すると発表した。

3者が同日付で覚書を締結した。

グリーンメタノールは再生可能エネルギーを使って水を電気分解し生成した水素と、火力発電所などから出たCO2を使って生み出したメタノールを指す。船舶への供給拠点が実現すれば日本で初となる。3者は2024年中にも横浜港で実証実験を始めることを目指す。


覚書を締結した(左から)山本航平マースク駐日代表、山中竹春横浜市長、藤井政志三菱ガス化学社長(プレスリリースより引用)

マースクは昨年10月、世界で初めてグリーンメタノールを燃料に用いたコンテナ船を就航。三菱ガス化学も新潟工場でCO2と水素からのメタノールの製造をスタートしたほか、今年春からは新潟県が所有する近隣の下水道の終末処理場(浄化センター)で出る未利用の消化ガスを新潟工場に原料として導入、バイオメタノールの製造を開始する計画。

3者の技術やノウハウを持ち寄り、海運領域の脱炭素を加速させたい考え。今後は港湾で必要な設備の導入などを連携して進める。

(藤原秀行)

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