スマホと一体型、輸送経路効率化など期待
西濃運輸は2月2日、2024年3月までに順次、セールスドライバー用の新型ハンディターミナルを導入すると発表した。
採用しているのはハンディターミナルとスマートフォンが一体となった新型端末。バーコードスキャナーも付属している。導入に際し、ドライバーへのアンケートやヒアリングを実施、画面の大きさやカメラの位置などの意見を参考にシステムを構築した。
今後は現場のオペレーションをスマホ主体に変更していく予定。
新型端末は物流の業務でも耐えられる業務用の堅牢な機器を選択。OSとしてアンドロイドを搭載している。
業務プログラムを汎用的に使用できるシステムへ刷新(アプリ化)しており、提携会社のドライバーも同アプリをダウンロードすれば業務に使えるようになっている。
同社はGPSを利用した機能の正確性向上や、リアルタイムの情報提供、動画配信機能によるドライバー育成の早期化なども期待している。輸送経路の効率化や運送スケジュールの確立で温室効果ガス排出削減にもつながるとみている。
将来は天候による納品可否の確認やリアルタイムでの災害時や悪天候時など速やかな情報提供も実施していくことを構想している。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)