需要の伸びに対応、26~29年に竣工へ
日本郵船は2月16日、同社とノルウェーのケミカルタンカー大手ストルトニールセンの子会社ストルトタンカーズの合弁会社NYK Stolt Tankersが2月5日、中国のNantong Xiangyu Shipyard(ナントン・シャンユウ・シップヤード)と6隻のパーセルケミカルタンカー(化学製品、動植物油など多種類の貨物を搭載可能な多目的ケミカルタンカー)建造契約を締結したと発表した。
今後、堅調な需要の伸びが見込まれているケミカルタンカー事業を強化。同事業を得意とするストルトタンカーズとの連携を深めていく考え。
発注した6隻は載貨重量3万8000トンの大型ケミカルタンカーで、ステンレス製のカーゴホールドを備え、多様なケミカル製品の輸送に対応できる仕様とする計画。環境対応て省エネ技術を搭載し、港で停泊中に陸上設備から必要な電力の送電を受けられる設備を導入している。
6隻は2026~29年にかけて順次竣工する予定。ストルト・タンカーズが運営するケミカル・タンカー・プールに投入する。
(藤原秀行)