トヨタホームとミサワホーム、物流施設開発に参入

トヨタホームとミサワホーム、物流施設開発に参入

住友商事と共同、横浜のマルチ型案件に参画

トヨタ自動車とパナソニックホールディングスが共同で設立したプライム ライフ テクノロジーズ(PLT)傘下の大手住宅メーカー、トヨタホームとミサワホームは2月15日、物流施設開発に参入すると発表した。

住友商事と連携し、横浜市内のマルチテナント型物流施設「(仮称)SOSiLA横浜港北Ⅱ」を共同で開発する。今年10月の着工、2026年春~夏ごろの竣工を見込む。

国内の戸建て住宅は人口減少などで大きな伸びが見込みにくい中、物流施設を非住宅分野開発のフラッグシップ案件と位置づけ、積極的に展開していくことを目指す。

「(仮称)SOSiLA横浜港北Ⅱ」は地上4階建て、延床面積約11.2万㎡を予定。住友商事としても最大級の物流移設開発となる見通し。

首都高速横浜北線の馬場ICから車で約12分、第三京浜の港北ICから車で約15分。周辺5km圏の人口100万人へのラストワンマイル配送が可能で、労働力確保にも強みを持つ立地とみている。

敷地内では希少性の高い危険物倉庫を併設するほかか、近年需要が高まっている冷凍・冷蔵倉庫の設置も可能にする予定。

倉庫の中央部分を車路とバースにすることで庫内作業音やトラックの音漏れを軽減、敷地内にはコミュニティパークを設置するなど、庫内従業員の就労環境と周辺住民の生活環境に配慮する。


竣工イメージ(プレスリリースより引用)

PLTはトヨタとパナソニックHDが2020年に設立。トヨタホームとミサワホームに加え、パナソニックホームズ、パナソニック建設エンジニアリング、松村組を傘下に収めている。

(藤原秀行)

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