次世代燃料や脱炭素化、人材育成の3テーマで議論予定
Ocean Network Express(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)は2月26日、コンテナ海運の未来について関係者が議論する第3回「コンテナ海運サミット」を3月26日に長崎県出島で開催すると発表した。
サミットは海運に関わる多くのステークホルダーが集まり、コンテナ海運の将来について議論を深める産学横断の場として展開している。1回目は2023年3月に長崎市、2回目は同年8月にシンガポールで実施した。
今回は日本に加えてシンガポールや中国などからも有識者を招き、「次世代燃料のトレンド」「海運の脱炭素化」「次代を担う海運人材の発掘と育成」の3つのテーマにフォーカスを当て意見交換し、新たな展望を探る。
ONEによれば、過去2回のサミットを契機として、既に複数の大学との間で共同研究や共同実験が始まっているほか、大学からのインターンシップの受け入れ拡大などの成果につながっているという。
3つのテーマの詳細とサミットの開催概要は以下の通り。
①次世代燃料についてのトレンドと、オペレータとしてのリスク評価手法、安全文化について
②海運における脱炭素化を推進するための産学連携方法や、環境コストを社会全体で負担していくための取り組みについて
③産学連携による海事産業の未来:次世代プロフェッショナルの発掘と確保戦略
場所:長崎市内外倶楽部
主催:Ocean Network Express Pte.Ltd.
協力:アンカー・シップ・パートナーズ株式会社/株式会社構造計画研究所/十八親和銀行/ONE DEJIMA準備室
過去のサミットの様子(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)