佐川グローバルロジ、物流センターで使用済み段ボールを再商品化

佐川グローバルロジ、物流センターで使用済み段ボールを再商品化

古紙資源の循環スキーム構築

SGホールディングスグループで3PL事業などを手掛ける佐川グローバルロジスティクス(SGL)は2月28日、古紙管理会社や製紙会社と連携し、SGLが運営する物流センターで発生した使用済み段ボールを回収、段ボールとして再商品化する「クローズドリサイクル」(使用済みの自社製品から回収した素材を、自社製品に再使用・再利用)の取り組みを2月に開始したと発表した。

再生した段ボールのケースにはSGL独自のクローズドリサイクルのマーク(商標登録出願中)を印字する。

SGLの物流センターを利用する企業がリサイクルに参加することで、無秩序な廃棄を削減し安定的に段ボール資源を利用できるようになるとともに、環境に配慮する企業としてのイメージ醸成にもつながると想定している。

既にSGLの物流センターに入居しているアパレル企業がリサイクルに参画、物流現場と店舗間の配送資材などにクローズドリサイクルの段ボールケースを充てているという。

クローズドリサイクルで製造する段ボールケースは、適切に管理された森林やその森林から切り出された木材の適切な加工・流通であることを示す国際的な認証制度「FSC認証」を取得済み。

段ボールケースにはクローズドリサイクルのマークに加えて、FSC認証も印字する。


FSC認証マークとクローズドリサイクルのマークを印字した段ボールケース(いずれもSGL提供)

(藤原秀行)

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