東名道至近、「ALFALINK」の機能を一部応用検討
日本GLPは3月8日、神奈川県厚木市で新たなマルチテナント型物流施設「GLP東名厚木」を開発すると発表した。
地上4階建て、述床面積は約8万5000㎡で、2026年3月末の竣工を見込む。
東名高速道路の厚木ICから約900m、新東名高速道路の厚木南ICから約500m。東名道と首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を利用すれば首都圏全域をカバーできる見通し。
厚木市まちづくりマスタープランの南部産業拠点として今後も新たな産業誘致が見込まれるため、同社は先進的な機能を持つ物流施設のニーズがさらに高まると期待している。
近隣エリアでは希少な各階につながるシングルランプウェイを備え、最大12 テナントが入居できるようにする予定。
最大床荷重 2.0t/㎡の区画や低床バースの区画を設けることを検討しており、重量物の取り扱いにも柔軟に対応できる汎用性の高い施設を目指す。
「2024年問題」対策として、従業員が不在の営業時間外でも荷物の積み下ろしが可能な「置き配バース」を設置。環境面では自家消費型太陽光パネルの設置を検討している。LED照明の導入なども想定している。
施設外観イメージ
日本GLP の旗艦施設「ALFALINK(アルファリンク)」で展開している施策の一部を応用することも念頭に置いており、入居企業同士のビジネス共創や地域共生などをサポートしたい考え。
周辺図
■施設概要
施設名:「GLP東名厚木」
所在地:神奈川県厚木市酒井土地区画整理事業地内
敷地面積:約37,000㎡
延床面積:約85,000㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年11月(予定)
竣工:2026年3月末(予定)
認証取 得:CASBEE 認証(予定)、ZEB Ready 認証(予定)
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用