C&Fロジ、関電などと連携し「オフサイトコーポレートPPA」で物流拠点11カ所に太陽光由来電力を供給

C&Fロジ、関電などと連携し「オフサイトコーポレートPPA」で物流拠点11カ所に太陽光由来電力を供給

年間2320tのCO2排出量削減見込む

C&Fロジホールディングスは3月26日、関西電力、KDS太陽光の両社と「コーポレートPPA」契約を締結し、グループのヒューテックノオリンと名糖運輸が関東地区に展開している主に冷凍温度帯の冷蔵倉庫12拠点へ順次、太陽光発電由来の電力供給を開始したと発表した。


取り組みの概要(プレスリリースより引用)

コーポレートPPAは需要家と発電事業者が小売電気事業者を介して、長期にわたって固定価格で再生可能エネルギー由来の電力購入契約を結ぶ電力供給・調達方法。今回考慮しているオフサイト型は電力を使用する場所から離れたところに各需要家向けの太陽光発電設備を設置しているケースを指す。

関西電力が共同出資するKDS太陽光が発電事業者となり、新たに設置した太陽光発電設備で発電、小売電気事業者の関西電力を介してC&Fロジホールディングスグループの各拠点へ再生可能エネルギー由来電力を供給する。同社がグループでコーポレートPPA契約を取り入れたのは初めて。

12拠点の使用量合計は年間約5076MWhに上り、 12拠点で使う総電力量の約11%に相当する。年間約2320tのCO2排出削減につながると見込む。C&Fロジホールディングスグループの「スコープ2」排出量(2022年度)の約4%に匹敵しており、グループが目標に掲げている、30年度までにCO2排出量38%削減(21年度比)の達成にも貢献すると期待している。

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事